3つの「肉体的ストレス」「精神的ストレス」が血管に与える影響

☘️ストレス
精神的なもの(緊張状態や興奮状態、不安感がある時なのに受ける)
肉体的なもの(痛みや不快感、運動のしすぎ、食べ過ぎなどの)

①ストレスがかかると血圧の上昇

血管は縮まったり、緩んでだりすることで、血圧や血流をコントロールします。

恐怖や危険を感じると極度に緊張し、ぎゅっと血管が縮ます。そうすることで血流の通り道が狭くなりますので、当然血圧は上昇します。

一時的に血圧を上昇させることで、目の前に迫る恐怖から戦うか逃げるか反応できるように準備します。本能的に身を守ろうとして血圧を上昇させます。

②ストレスは血栓をつくる

ストレスがかかかると、副腎髄質からカテコールアミンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンは血管を収縮させるだけでなく、血糖値を上昇させます。またコレステロール値も上昇させます。さらに、赤血球同士がくっつきやすくなるため、血栓ができやすくなります。

血圧をあげて血管に負担をかけることで、一酸化炭素などの活性酸素を発生させ血液中の悪玉コレステロールを参加させ、動脈硬化を引き起こす原因にもなります。

③ストレスは血管壁をもろくする

ストレスは血管壁のバリア機能の低下をおこします。また血圧が上がると、その圧力によって血管の内壁に傷ができることがあり、その傷を修復するために集まった血小板が血管を狭くし、血液の流れを悪くします。

血管を傷つけ、血管に炎症を起こしてしまうのです。

過度のストレスは様々な不調を引き起こします。ストレスを蓄積しないようにしましょう