ここ1週間、腰痛の方が多く見られます。夏の腰痛の原因は「胃熱」と「風邪」によるものが多いです。
冷たいものや暴飲暴食で身体に熱がこもると、お腹が張ります。腹腔が膨張することによって、今まで痛みが出てなかった。
悪いところに鋭い痛みが出ます。
腰や首は出やすい部分です。
これが、胃熱による腰痛症状。
東洋医学では、病気になる原因として、自然界の気候の変化により、人体を外部から発症させる原因となるもの、病を引き起こす邪気に転じたものを、外邪と呼びます。
風、寒さ、暑い、湿度、乾燥 火の6つの邪気があり、
夏は暑邪が原因で心身の不調につながります。
「暑邪」の特徴として体内に入ると汗が多くなり、気と津液(人体の時以外の水分)の消耗により体に熱が溜まったり、汗をたくさんかいたり、脱力感などの症状が出ます。
さらに空調設備、エアコンによる風や、扇風機、乗り物の窓からの風の風の当たりすぎ、一方向からの風は風の邪気「風邪」が侵入します。
「風邪」は顔面や肩、腕、腰などの痛み、しびれ、運動、麻痺等を起こす場合もあります。
風邪は六淫で最も重要な発病因子であり、その他の外邪(寒邪、暑邪、湿邪、燥邪 火邪)と、と一緒に体内に侵入して病を引き起こすことが多い。
暑さが風と共に侵入することのより、暑邪だけが侵入するよりも激しい症状がおこりやすいです。
これが「風邪」による腰痛症状。
また、夏の疲れ、エネルギー不足により腎の経絡が不足することにより腰に症状がでます。
冷たい物の取りすぎ、エアコン、扇風機の直接の風をさけることにより、急性の症状は避けることができます。
疲れをためないよう適度な休息、適度な運動を心がけ、睡眠もしっかりとりましょう。
身体が不調になると姿勢も悪くなります。
健康はまっすぐな背骨とキレイな腸から。
心身ともに健康で過ごしていきましょう。
腰にある「腎兪」「大腸兪」「腰眼」にお灸も効果的です。